タヴァルア、フィジー(2014年5月29日木曜日):エピックなファイナルデイを迎えた、2014サムスン・ギャラクシーASPウイメンズ・ワー ルド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)第5戦「フィジー・ウイメンズ・プロ」は、6-8フィートのクラウドブレイクで行われたファイナルで、サリー・フィッツギボンズが今季2勝目を上げた。
5タイムASPウイメンズのワールド・チャンピオン・ステファニー・ギルモア(AUS)との今シーズン初の一騎打ちとなったファイナルをコントロールしたフィッツギボンズは、前回のブラジル戦に続く今季2勝目をあげ、ASPワールドNo.2のポジションを維持する。
ファイナルの前半は両者ともスモールスコアを保持。残り時間15分を切ってギルモアが、クリティカル・ウェイブを見つけ、僅かにリードするも、すかさずフィッツギボンズが逆転。そのまま勝利を決めて、WCT2連勝を決めた。
© ASP / Robertson
「勝利は波と自分にやって来たんだと思います。先週はリオのビーチブレイクで、そして今週はフィジーのリーフブレイクで優勝することが出来て、私の自信に大きな後押しになりました。」と、サリー・フィッツギボンズが言った。
「今年は良い感じでサーフィン出来ていると思っていて、勝利が自分のところに来始める前に、振り落とさなくてはならないものがあったのです。カリッ サ(ムーア)は今シーズン、素晴しいスタートでここまで来ました。でも一年の終わりまで先は長いです。USオープンが本当に楽しみですね。」
コンテストを通して、ギルモアはエクセレントなフォームを見せ、ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)とディミティ・ストイル(AUS)を下してファ イナルまで勝ち上がった。しかし、ファイナルではフィッツギボンズを止める事は出来なかった。しかし今回の第2位でギルモアは、ASPワールドNo.3に ランクアップした。
「波は最後にトリッキーになってしまいましたね。」と、ステファニー・ギルモアが言った。「一日を通して、良い波が来ていました。しかし、それは自 分が場違いである事を感じさせるほどのチャレンジング・ラインナップでした。ファイナルはかなりスロースタートで、自分に与えられたチャンスを活かせな かった。全般的に見れば素晴しい一日でした。ガールズたちは全員チャージし、新たなステップを踏み出したASPトップ17のフィジーへの素晴らしい復活に なりました。」
マリア・マニュエル(HAW)© ASP / Robertson
第3位タイとなったのはマリア・マニュエル(HAW)とディミティ・ストイル(AUS)。
マリア・マニュエル(HAW)は、 セミファイナルでフィッツギボンズに敗れたものの、2012年振りのベスト結果を手に入れた。そのヒートは、両者ともビッグセットにチャージして、ヘビー なワイプアウトでサーフボードを折る激しい展開。しかし、フィッツギボンズの素晴しいチューブライドの前にマニュエルは破れた。とはいえ、ラウンド4で怪 我を負いながらもチャージを繰り返したマニュエルは、フィジー・ウイメンズ・プロのトップ・パフォーマーだった。
ディミティ・ストイル(AUS)© ASP / Robertson
ハイエスト・ランクのルーキー、ディミティ・ストイル(AUS)は、クオーターファイナルで現在の世界No.1であるASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンのムーアを下す番狂わせを引き起こしたが、セミファイナルでは、ギルモアに敗れた。「これは人生最高のイベントでした」と、ディミティ・ストイルが言った。
「私は今日、よりビッグなスコアを出したかったのです。でもカリッサ(ムーア)を下し、セミファイナルでは、パンピングするクラウドブレイクで、自分のヒーローであるステフ(ギルモア)と対戦出来たなんて夢のようでした。本当にここに居られて最高です。」
本当に素晴しい波での、目を見張るガールズサーファー達のパフォーマンスに圧倒された今回のフィジー。今シーズンのウイメンズのコンテストは、本当にエキサイティングだ。 全10戦が予定されているウイメンズのWCTも後半戦に突入し、第6戦はUSオープンが7月27日からカリフォルニアのハンティントンビーチで行われる。 ガールズたちは約1ヶ月のブレイクに入る。今回のイベントでは負傷者も出たようなのでゆっくりと休んで欲しいところだ。
また、今週の日曜日となる6月1日から13日のウエイティング期間で、メンズのASP-WCT第5戦「フィジープロ」がいよいよ開催される。ガールズたちのチャージを上回る、激しいバトルに期待したい。
オフィシャルサイト:http://www.aspworldtour.com/
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フィジー・ウイメンズプロのファイナル結果:
優勝:サリー・フィッツギボンズ(AUS)9.00
第2位:ステファニー・ギルモア(AUS)8.73
フィジー・ウイメンズプロのセミファイナル結果:
SF1:ステファニー・ギルモア(AUS)15.50 def.ディミティ・ストイル(AUS)5.33
SF2:サリー・フィッツギボンズ(AUS)14.24 def.マリア・マニュエル(HAW)8.86
フィジー・ウイメンズプロのクオーターファイナル結果:
QF1:ステファニー・ギルモア(AUS)15.50 def.ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)13.50
QF2:ディミティ・ストイル(AUS)6.83def.カリッサ・ムーア(HAW)5.34
QF3:サリー・フィッツギボンズ(AUS)14.27 def.ローラ・エネバー(AUS)1.90
QF4:マリア・マニュエル(HAW)9.50 def.ジョアン・デフェイ(FRA)8.93
フィジー・ウイメンズプロ:ラウンド4結果
ヒート1:ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)16.90 def.アレッサ・クイゾン(HAW)14.84
ヒート2:カリッサ・ムーア(HAW)17.07 def.タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)15.13
ヒート3:サリー・フィッツギボンズ(AUS)15.57 def.タイラー・ライト(AUS)13.93
ヒート4:マリア・マニュエル(HAW)8.50 def.ページ・ハレブ(NZL)7.00