2015年6月3日(水曜日)~6月7日(日曜日)までのウェイティング・ピリオド(開催期間)を設け、WSL QS 1,000×JPSA『BILLABONG PRO SHIKOKU』Supported by PLAYAR RESORT』が開幕。このイベントは、日本サーフィン史上初となる「WSL」と「JPSA」がタッグを組む「co-sanction event」として認可され、2015シーズンの「WSL世界ランキング」、「WSL日本リージョナル・ランキング」、「JPSAランキング」の3つの異なったランキングのポイントを取得することができるビッグ・イベントである。
ウェイティング・ピリオド初日、スモールレンジながらも形の良い腰~腹サイズまでアップした「生見海岸」において、Men’sディビジョンのRound of 128 Heat 1~16、そしてWomen’sディビジョンのRound of 64 Heat 1~4までを終え、数名の日本人トップサーファーたちが実力を披露した。
イベント開幕ゲームとなったMen’sディビジョンのオープニングHeat 1に登場したヤング・ジェネレーション「川俣海人(日本)」は、リーチを生かしたラインの大きな素晴しいコンビネーション・マニューバーを魅せ、JPSA公認プロ資格規定となるヒート・トータル20.00ポイントのうち「12.00ポイント以上」のスコアを記録し、見事に「JPSA公認プロ」の資格を獲得。
続くHeat 2、「レイト(遅れて)・エントリー」のためにRound 1からクレジットされた日本のトップ・コンペティター「辻裕次郎(日本)」は、波数の少ない初戦ながらも自身の調子を探るかのように数多くのスモールレンジの波にアプローチし、2つのミッドレンジをスコアしてトップでRound of 96へと進出。
その後Heat 4に登場した「善家尚史(日本)」は、自身のホームブレイクと似た生見のビーチブレイクを巧みにコントロール。ロータイドに向けてスコアリング・フェイスが少なくなるタフなコンディションの中、スピードとフローを兼ね備えた素晴しいタイトなミックス・マニューバーを披露した善家は、危なげない試合運びによってRound of 96へと進出。
大潮のハイタイドへ向かう午後、コンディション改善が進む中にキックオフされたWomen’s Round 1。レイト・エントリーによってRound 1 Heat 2に登場した「高橋みなと(日本)」は、世界の舞台を経験する素晴しいスキルとタクティクスを披露。ヒート序盤にミッドレンジをスコアした高橋は、ヒート中盤にかけてソリッドな4つのコンビネーション・マニューバーを決めて7.00ポイントをスコア。その後、ヒート後半にかけても2つのミッドレンジをスコアした高橋は、終始危なげない試合運びを魅せてトップを独走してRound of 32へと進出。
「この生見海岸に訪れたのは2度目なのですが、最初はジュニア・イベントで優勝することができて、ここは特別な思い出のある最高の場所なんです!」と、高橋は語った。「良い思い出のある場所なので、何のプレッシャーも感じることなくヒートを楽しむことができました。今シーズンはJPSAツアーの初戦で良い結果(3位)となり、もちろん「JPSAグランド・チャンピオン」を視野に入れていますが、「WSLワールド・ツアー」も積極的に参戦する意向です。」と、高橋は続けて語った。
あすのイベントDay 2となる2015年6月4日(木曜日)、オフィシャルの公式ファースト・コールは午前8時。ファースト・コールからイベントが再開されれば、Men’sディビジョンRoun of 96 Heat 1~Heat 16、そしてWomen’sディビジョンRound of 32 Heat 1~Heat 4までを予定している。
WSL QS 1,000×JPSA『BILLABONG PRO SHIKOKU』Supported by PLAYAR RESORT』
http://www.worldsurfleague.jp/
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