タヴァルア、フィジー(2015年6月14日、日曜日)サムスン・ギャラクシーWSL チャンピオンシップ・ツアー(CT)第5戦「フィジー・プロ」は、 6-8フィートへサイズアップしたクラウドブレイクでラウンド2が再開。ラウンド2とラウンド3の最初の6ヒートまでを行った。
11タイムWSLチャンピオンで4度のフィジー・プロ勝利者であるケリー・スレーター(USA)は再び、熟練したバックハンドで18.57という本日のハイ・ヒート・トータルを記録。パーフェクトにナビゲートされたディープ・バレルとコミットしたターンを披露した。
今シーズン、WSLジープ・リーダーボード・レイティングで13位と、らしからぬポジションを強いられているスレーター。彼の一流のフォームを取り戻すには、このクラウドブレイクとレストランツは最高の舞台なのだ。
「WSLは、クラウドブレイクで全てのコンテストをやるべきだね」と、スレーターが彼のラウンド3のヒートの後に冗談を言った。
「今シーズンは最悪なスタートだった。93年はリカバーすることができたものの 悪いスタートだったと思う。個人的にもプロとしても気が散っていた1年だった。今年もそんな感じで、いくつもの事を動かしている年で、気持ちの乱れが明ら かに現れているね。フィジーは確かに自分にとっての快適な場所である。そして、この2つのヒートを通して上手く行ったように感じた 。」
デーン・レイノルズ(USA)IMAGE CREDIT: WSL / Kirstin
元ワールドNo.4で、フィジー・プロのワイルドカードであるデーン・レイノルズ(USA)は、ラウンド3でWSLジープ・リーダーボード・レイティング第1位のエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)を下す、番狂わせを引き起こした。
サーフィン・スタイルが、パワー・ベースのダイナミックなことで良く知られる彼は、その才能を十二分に発揮して、ラウンド4へ勝ち上がった。「ここで楽しまないことなんて難しいと思うよ。」と、レイノルズが言った。
「誰もがバレルをメイクしたらストークする。我々のヒートの前のコンディションは少し危険だった。そして、エイドリアーノ(デ・スーザ)と僕はオフがコールされる可能性を話していたんだ。僕は我々がオフにしなくて良かったと思っています。でも、いまエイドリアーノがどのように感じているかは分からないですね。」
2015WSL CTルーキーであるウィゴリー・ダンタス(BRA)は、昨年のフィジー・プロ第2位のナット・ヤング(USA)を下し、強い印象を与えるラウンドをスコアした。
スタートから勝負への熱のこもったポジション・バトルを繰り広げた二人。ヤングのバレルに対し、ダンタスはフォアハンドのパワー・サーフィンで強い印象を与えるディスプレーで応戦した。
「ナット(ヤング)と僕は、そのヒートのスタートで、インサイドで戦っていました」と、ダンタスが言った。「彼は特にクラウドブレイクでは素晴らしいサーファーで、僕はそのヒートのファースト・ウェイブをゲットしたかった。今日のような日はリズムが大切なんです。
手に入れた波が良い波か悪い波か。それが重要で、僕はいくつかのビッグターンが可能な素晴らしい波を掴んで運がよかったです。ラウンド4へ勝ち上がれて最高です。」
ジュリアン・ウィルソン(AUS)IMAGE CREDIT: WSL / Robertson
その他のラウンド3における勝利者は、オーストラリアのタジ・バロウ(AUS)とジュリアン・ウィルソン(AUS) 。それぞれルーキーのキアヌ・アシン(HAW)、カリフォルニアのコロヘ・アンディーノ(USA)を下した。
また、ビード・ダービッジ(AUS)は、朝のラウンド2のヒートでダスティー・ペイン(HAW)に対して支配的なパフォーマンスを披露してラウンドアップ。
ジョエル・パーキンソン(AUS)IMAGE CREDIT: WSL / Robertson
2012年のWSLチャンピオンであるジョエル・パーキンソン(AUS)は、ラウンド3のヒート7でソリッドな17.00のヒート・トータルでグレン・ホール(IRL)に圧勝している。
「我々のヒートでスイッチが入ったように、多くの波があった」と、パーキンソンが言った。
「僕はいくつかのスコアを手に入れるために集中してスタートした。今回はオッキー(マーク・オクルーポ)と一緒なので素晴らしいよ。彼は、とても素晴らしい多くの経験を持っているからね。」
イベント主催者は、明朝午前7時30分にコールする。
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オフィシャルサイト:http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1236/fiji-pro
フィジー・プロ:ラウンド2結果
ヒート1:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)13.50 def.イニア・ナカレヴ(FJI)6.87
ヒート2:フリーペ・トリード(BRA)10.70 def.アカ・ラヴロ(FJI)8.86
ヒート3:デーン・レイノルズ(USA)15.00 def.ジョシュ・カー(AUS)14.10
ヒート4:ケリー・スレーター(USA)18.70 def.ジェイ・デーヴィス(AUS)9.47
ヒート5:オーウェン・ライト(AUS)10.10 def.アリツ・アランブルー(ESP)9.03
ヒート6:ジュリアン・ウィルソン(AUS)12.93 def.C.Jホブグッド(USA)10.67
ヒート7:ビード・ダービッジ(AUS)15.67 def.ダスティー・ペイン(HAW)12.70
ヒート8:ジョエル・パーキンソン(AUS)17.00 def.グレン・ホール(IRL)8.87
ヒート9:アダム・メリング(AUS)17.60 def.マット・ウィルキンソン(AUS)12.50
ヒート10:フレデリック・パターチア(HAW)12.27 def.ミゲール・プポ(BRA)5.70
ヒート11:ジェレミー・フローレス(AUS)17.70 def.リカルド・クリスティ(NZL)17.47
ヒート12:コロヘ・アンディーノ(USA)16.70 def.マット・バンティング(AUS)12.30
フィジー・プロ・ラウンド3結果:
ヒート1:タジ・バロウ(AUS)13.16 def.キアヌ・アシン(HAW)6.36
ヒート2:ジュリアン・ウィルソン(AUS)13.93 def.コロヘ・アンディーノ(USA)13.34
ヒート3:ケリー・スレーター(USA)18.57 def.フレデリック・パターチアJr.(HAW)10.17
ヒート4:ウィゴリー・ダンタス(BRA)15.36 def.ナット・ヤング13.94(USA)
ヒート5:イタロ・フェレイラ(BRA)12.93 def.ジャドソン・アンドレ(BRA)11.80
ヒート6:デーン・レイノルズ(USA)18.34 def.エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)13.64
アップカミング・フィジー・プロ・ラウンド3マッチアップ:
ヒート7:ミック・ファニング(AUS)対アレホ・ムニーツ(BRA)
ヒート8:ジョエル・パーキンソン(AUS)対セバスチャン・ジーツ(HAW)
ヒート9:オーウェン・ライト(AUS)対エイドリアン・バカン(AUS)
ヒート10:ガブリエル・メディーナ(BRA)対カイ・オットン(AUS)
ヒート11:ビード・ダービッジ(AUS)対ジェレミー・フローレス(FRA)
ヒート12:フリーペ・トリード(BRA)対アダム・メリング(AUS)