Backyard Compositions
「裏庭からの構図」
ライアン・クレーグの写真は裏庭からはじまる。
文:ボー・フレミスター
今号のポートフォリオは、TSJフランス版からフランス在住の写真家、ライアン・クレーグ。彼もまたボディーボーダー、泳力の高さを示す迫力のある作品、そしてエスプリの利いたファッショナブルな作品、そしてパースペクティブな作品が紹介されている。
Directional Shift
「転換期」
文:デビッド・スパーカー
かつて競い合っていたライバルたち、トム・カレン(USA)、マーク・オキルーポ(AUS)、ゲーリー・エルカートン(AUS)が、インドネシアでのボート・トリップで再会をはたした。当時のほろ苦い思い出やサーフィンの未来を託す子供たちなど、話が盛りあがった。
Priboy, Tovarishch!
「サーフ・コムラード(波乗り同志)!」
ただいまバリ島で進行中、ロシアとインドネシアの微妙な関係。
文:マリア・アーネスト
最近、バリで目立ちはじめているのがロシア人サーファーたち。鼻毛も凍る寒い地から来た彼らはどうもビーチカルチャーに疎(うと)く、なにかとバリニーズとトラブルになっているという。そんな最近のバリの風物詩、ミスマッチなファッションセンスのサーフ・コムラード、ロシア人サーファー現象をマリア・アーネストが絶妙な筆致(ひっち)で描く。
Little Pot Blues
「リトル・ポット・ブルース」
鎌倉の隠れ里で密かに割れる、ブルーズな波に想いを馳(は)せる。
文:ジョージ・カックル
写真:李リョウ
サーフィン誌に逗子のシークレットとして紹介される大崎、そして逗子マリーナの鎌倉側の沖で割れるカブネ。小坪のサーフポイントをザ・サーファーズ・ジャーナル日本版として初めて取りあげた。ラタイトルの「リトル・ポット・ブルース」は小坪シローの曲のタイトル。
Sensitized
「波乗り島の憂鬱(ゆううつ)」
写真・文:ジェフ・ラガーツ
最近、話題のモルディブのトップクラスのリゾートは、モルディブの“ハウスリーフ法”によって宿泊客だけが極上のリーフブレークを堪能できる。リゾート“シックスセンス”を取材したジェフ・ラガーツはローカル、ドラッグなどさまざまな問題を提起した。
Redacted
「封印された特殊任務」
機密扱いだったブラー教官の冒険
文:ピーター・マグワイア
サーフィン界でもっとも危険な男と揶揄(やゆ)されるイヴァン・トレントは、あの伝説のサーファー、グッドウィン“バジー”トレントの息子。ビッグウエーバーとしての顔を持つ彼はまた、アメリカ海軍のネイビーシールズの隊長としての顔を持つ。そんなイヴァン・トレントがはたした役割とは…。
Anatomy Of A Surf Fink
「サーフフィンク(‘60年代に登場したキャラクター)誕生秘話」
永遠のサーフアニメ、“マーフィー”
文:ブライアン・チェデスター
アメリカ・サーフィン界の伝説のアーチスト、リック・グリフィンとUS『サーファー』誌の発行・編集人であるジョン・セバーソンとの出会いによってサーフフィンク、“マーフィー”が生まれた。リック・グリフィンによってつくり出されたキャラクター“マーフィー”、その誕生の秘話とリック・グリフィンの生涯に迫る。
The Ecstasy of Invention
「発明する悦び」
語り:トム・モーレイ
ボードデザイン界の奇才、トム・モーレイとサーフボード・デザインを歴史的に再検証する。
The Life and Deaths of Allan Byrne
「アラン・バーン、その生と死」
もっとも優れたニュージーランド人、アラン・バーンの驚くべき物語。
文:マット・ジョージ
だれよりもサーフボードのスピード、”ベロシティーエラ(速度の時代)”を追求したシェーパー、アラン・バーンは一時シェーパーを辞めて宇宙飛行士をめざすことになる。航空工学を応用した自身のブランド“バーニング・スピアーズ”から生涯を閉じる62歳までの彼の人生を追う。
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