バンザイ・パイプライン、ノースショア、オアフ、ハワイ(2016年1月29日金曜日)2016WSLメンズQS3,000「ボルコム・パイプ・プロ」が、クリーンな8-10フィートの波とライト・オフショアの中で戦いの火蓋を切った。
今シーズンのハワイにおけるセカンド・ワールド・サーフ・リーグ(WSL)ハワ イ・クオリファイ・シリーズ(QS)イベントである「ボルコム・パイプ・プロ」は、100,000ドルの素晴らしい賞金に、最高3,000のリージョナ ル・レイティング・ポイントと、ビラボン・パイプ・マスターズのトライアルイベントとなるパイプ・インヴィテーショナルへの出場権が獲得出来る。
マウイのイマイカラニ・デヴォルト Photo Credit: WSL/Freesurf/Heff
イベント最年少コンペティターの一人、マウイのイマイカラニ・デヴォルト(18才)は、ノースショアの大黒柱カイ・マナ・ヘンリー(37)に次いで、6.90のヒート・トータルで勝ち上がった。
「緊張感がありましたね。でも凄くクールでした。」と、トップ・パイプライン・コンペティターに対してサーフィンをしたデヴォルトが言った。「僕は5才のときから、カイマナがサーフィンするのを見て来ましたから、一緒にヒートを戦えて夢が叶った感じですよ。」
昨年末はQS6000のイベントに出場して、クオリファイに向けて激しくチャージしたデヴォルトは、自分のホームであるハワイで開催されるイベントの利点に関して言った。
「ハワイ出身であることは確かにアドバンテージです。このようなイベントやトリプル・クラウンに出場できますからね。それに他の選手が出来ないときに、この場所で練習できることは、このコンテストに出場するにあたり物凄いチャンスだと思うんです。最高にハッピーです。」
コア・スミス Photo Credit: WSL/Freesurf/Heff
コア・スミス(HAW)は、ここまでのイベントのなかで、最も素晴らしいパフォーマンスを見せたコンペティターであった。彼は本日のハイエスト・ウェイブスコアとなる、9.0と9.67の2本の9ポイントを連続でスコア。ビーチのギャラリーを唸らせた。
スミスはキロン・ジャボー(HAW)、ノア・ミズノ(HAW)、大橋海人(JPN)に対して、彼のプライム・ポジショニングを使いアドバンテージを得た。
「僕は、あのセットが入って来るのが見えて、自分のポジションについたんで す。」と、スミスが言った。「キロンは、あの最初の波にパドルしたんです。自分がより奧のポジションだった。だから彼は、これ行くのかって感じで、自分の 場所は最高のポジションでパーフェクトでした。バレルの中ではリラックスして完全にシャンデリアに包まれて。メイクしてパドルバックしたら直ぐに次の波が 入って来たんです。最高に楽しかったですよ。」
ノースショアのコア・ロスマン(HAW)Photo Credit: WSL/Freesurf/Heff
イベントのワイルドカードを手に入れたボルコム・チーム・ライダーのギャビン・ ベシェン(HAW)とバララム・スタック(USA)はともにラウンド3のスポットをゲット。ノースショアのコア・ロスマン(HAW)は、トム・ドスラン ド、カワイ・リンド、JDアイアンズ、デイブ・ワッセル、デレク・ホーといった6人によるボルコム予選ヒートに勝って、ラウンド2のポジションをゲット。
ブルース・アイアンズ Photo Credit: WSL/Freesurf/Heff
その他に先日のサンセット・プロで2位となった44才のマイルス・パダカは、1位でラウンド2進出。ブルース・アイアンズは、トリー・マイスター(HAW)、マクアカイ・ロスマン(HAW)、セス・モニーツ(HAW)とのヒートを勝って、ラウンド3へ進んだ。
ロスマンとモニーツはヒートを終始リードしていたが、残り10秒で入って来た波をマイスターとアイアンズがパイプとバックドアに分かれてテイクオフ。5.27と7.17をそれぞれスコアして、ワンツー逆転フィニッシュとなった。
本日の日本人選手は、ラウンド1から出場の脇田貴之が、2ラウンドを戦い、パイプでの経験を活かしたウエィブセレクションで、クリーンなバレルをメイク。ラウンド3へラウンドアップした。H2の大橋海人はパイプのバレルにチャージするもメイク出来ずに敗退。
昨年セミファイナルまで勝ち上がって、今回のイベントでも上位入賞が来されていた大野修聖は、サーフボードを折るアクシデントに見舞われリズムを崩して敗退。
喜納海人は、ファーストライドのパイプで、バックハンドで5.00をスコアするも、バックアップが見つけられず敗退。仲村拓久未、安井拓海は自分のサーフィンを見せることが出来ないまま、ここで敗退となった。
明日以降、試合が再開されれば、第1ヒートとなるラウンド2 のH12に辻裕次郎。ラウンド3へ勝ち上がった脇田貴之がH7 、H10に大原洋人が登場する。
ネクストコールは現地時間の明朝7時30分 、日本時間の2時30分です。
オフィシャルサイトでは全てのヒートがオンデマンドでチェックする事が可能です。
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『Volcom Pipe Pro』公式サイトhttp://www.volcompipepro.com/
http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mqs/1371/volcom-pipe-pro/live
Round of 96 – 1st and 2nd advance, 3rd=65th place, 4th=81st place
H1: Marco Giorgi (URY), Derek Peters (USA), Cahill Bell-Warren (AUS), Kai Barger
H2: Koa Smith, Kiron Jabour, Noa Mizuno, Kaito Ohashi (JPN)
H3: Mikey Bruneau, Griffin Colapinto (USA), Mitchell Parkinson (AUS), Parker Coffin
H4: Torrey Meister, Bruce Irons, Makuakai Rothman, Seth Moniz
H5: Gavin Gillette, Jean Da Silva, (BRA), Chris Foster, Ohno Masatoshi (JPN)
H6: Hank Gaskell, Dimitri Ouvre (BLM), Tim Reyes, Ian Gentil
H7: Brian Toth, Chris Ward (USA), Luel Felipe (BRA), Gavin Sutherland
H8: Yago Dora (BRA), Takayuki Wakita, Kaito Kino, Takumi Nakamura (JPN)
H9: Leonardo Fioravanti (ITA), Victor Bernardo (BRA), Benji Brand, Kona Oliveira
H10: Ian Gouveia (BRA), Eala Stewart, Dylan Lightfoot (ZAF), Takumi Yasui (JPN)
H11: Leandro Usuna (ARG), Kai Mana Henry, Joshua Moniz, Kaimana Jaquias
Volcom Qualifier Wildcard – Koa Rothman
Round of 112 – 1st and 2nd advance, 3rd=9th place, 4th=105th place
H1: Kai Barger, Noa Mizuno, Gregg Nakamura, Joao Marco Maffini
H2: Mikey Bruneau, Bruce Irons, Shayden Pacarro, Kamalei Alexander
H3: Chris Foster, Ian Gentil, Ulualoha Napeahi, Landon McNamara
H4: Gavin Sutherland, Takayuki Wakita, Dylan Goodale, Elijah Gates
H5: Kona Oliveira, Eala Stewart, Sheldon Paishon, Derek Wong
H6: Kai Mana Henry, Imaikalani deVault, Evan Valiere, Dylan Kowalski (USA)
H7: Makai McNamara, Kalani Chapman, Luke Shepardson, Jason Shibata
H8: Myles Padaca, Allen Schuyler, Travis Beckmann, Ezra Sitt