スーパーチューブス、ペニシェ/ポルトガル(2015年10月23日金曜日): コンディション不良で、レイデーが続いていた2015年のサムスン・ギャラクシーWSLチャンピオンシップ・ツアー第10戦「Mocheリップカール・プ ロ・ポルトガル」が、3-5フィートのコンディションで開始となり、ラウンド1が完了した。
トリッキーなコンディションに番狂わせも続出。ポルチュギー・ワイルドカードが、オー プニング・デイのペニーシェでトップ・シードを下す波乱の幕開けとなった。ファニング、スレーター、メディーナはオープニング・マッチアップをラウンド アップする一方で、デ・スーザ、ライト、ウィルソンは、ラウウド2へ追いやられた。
フリーペ・トリード(BRA)IMAGE CREDIT: WSL / Poullenot
フリーペ・トリード(BRA)は朝のミディアムサイズの波を利用して、彼のエアリアル・スキルを示し、トーマス・ヘルメス(BRA)とジャドソン・アンドレ(BRA)を下してラウンド3へダイレクトに勝ち上がった。
バスコ・リベイロ(PRT)IMAGE CREDIT: WSL / Poullenot
カレントQS No.38で、2014年のワールド・ジュニア・チャンピオンのバスコ・リベイロ(PRT)は、Mocheリップ・カール・プロ・ポルトガルのワイルド カードとして出場、ラウンド2にオーウェン・ライト(AUS)とミシェル・ボレーズ(PYF)を追いやり、1位でラウンド3へ勝ち上がった。
9.43をスコアして勝ち上がったモライス。IMAGE CREDIT: WSL / Poullenot
そんなリベイロのパフォーマンスによってインスパイアされて、ローカル・ワイルドカードのフレデリコ・モライス(PRT)は、スーパーチューブスのクリーンでパンチのきいたレフトで、強力なパワーサーフィンをディスプレー。カレントWSL No.2エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)とコロヘ・アンディーノ(USA)を下した。
ミック・ファニング(AUS)IMAGE CREDIT: WSL / Poullenot
ジープ・リーダーボード第1位のポジションをキープする、ミック・ファニング(AUS)は、今日のスーパーチューブスでのポルチュギーによる攻撃を生き残り、ラウンドアップした唯一のトップ・シード選手であった。
デ・スーザ、ライト、ウィルソンがトリッキーなコンディションでラウンド2を強いられる中、ファニングは彼のシグネチャー・パワー・ターンでラウンド3へ勝ち上がった。
ケリー・スレーター(USA)IMAGE CREDIT: WSL / Poullenot
フランスでの怪我のため、今回のポルトガル出場が不確実だった11-タイム WSLチャンピオン・ケリー・スレーター(USA)は、脇腹の痛みに耐えて、ラウンド3へラウンドアップ。スレーターは、今回のイベントにおける、今後の ウエイティング・ピリオドの非常に優れた予報に刺激され、今朝のフライトでポルトガルに到着したのだった。
「10日か12日前に、フランスで怪我をしてしまって、体力も落ちていると思っていた。一週間はサーフィンをしなくて、オフを過ごしていた」と、スレーターが説明した。「ビッグなバレルの波情報も聞いていたので、もしそれが起るならば、それは逃したくないからね。」
2015年のメンズ・チャンピオンシップ・ツアー・シーズンも残すところ2戦となり、ワールド・タイトル・レースは、激しさを増している。世界No.1のミック・ファニング(AUS)、No.2エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)の2人のサーファー のポイントは450ポイントと僅差で、ハードなバトルが繰り広げられる。
シナリオとしては、カレントリーダーのミック・ファニングが、「Mocheリップカール・プロ・ポルトガル」で優勝すると、ランキング2位のデ・スーザは、ワールド・タイトルレースをハワイに持ち越すために9位以上(ラウンド5以上)が必要となる。
逆にファニングがポルトガルで第2位ならば、たとえデ・スーザが今回、最下位であったとしてもワールド・タイトルレースはハワイに持ち越しとなる。同様にデ・スーザが今回優勝すれば、対決の舞台はハワイへ移る。
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ミック・ファニング(AUS)はポルトガルで4度目のワールドタイトルを決められるのか。
オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1307/moche-rip-curl-pro-portugal
Moche Rip Curl Pro Portugal Round 1 Results:
Heat 1: Filipe Toledo (BRA) 13.17, Tomas Hermes (BRA) 12.83, Jadson Andre (BRA) 8.40
Heat 2: Gabriel Medina (BRA) 14.00, Miguel Pupo (BRA) 12.60, Mason Ho (HAW) 10.86
Heat 3: Keanu Asing (HAW) 12.30, Caio Ibelli (BRA) 12.07, Julian Wilson (AUS) 8.07
Heat 4: Vasco Ribeiro (PRT) 12.17, Michel Bourez (PYF) 11.47, Owen Wright (AUS) 11.07
Heat 5: Frederico Morais (PRT) 16.43, Adriano de Souza (BRA) 16.27, Kolohe Andino (USA) 16.27
Heat 6: Mick Fanning (AUS) 13.24, Tiago Pires (PRT) 10.17, Sebastian Zietz (HAW) 9.10
Heat 7: Kelly Slater (USA) 13.90, Aritz Aranburu (ESP) 11.86, Adrian Buchan (AUS) 8.67
Heat 8: Brett Simpson (USA) 16.13, Joel Parkinson (AUS) 15.33, Italo Ferreira (BRA) 14.60
Heat 9: Matt Wilkinson (AUS) 15.63, Jeremy Flores (FRA) 13.07, Ricardo Christie (NZL) 12.67
Heat 10: Nat Young (USA) 12.60, Kai Otton (AUS) 10.34, Glenn Hall (IRL) 9.54
Heat 11: Bede Durbidge (AUS) 14.17, John John Florence (HAW) 11.60, C.J. Hobgood (USA) 10.16
Heat 12: Josh Kerr (AUS) 15.97, Wiggolly Dantas (BRA) 13.94, Adam Melling (AUS) 10.04
Moche Rip Curl Pro Portugal Round 2 Match-Ups:
Heat 1: Adriano De Souza (BRA) vs. Tiago Pires (PRT)
Heat 2: Owen Wright (AUS) vs. Caio Ibelli (BRA)
Heat 3: Julian Wilson (AUS) vs. Mason Ho (HAW)
Heat 4: Italo Ferreira (BRA) vs. Tomas Hermes (BRA)
Heat 5: Jeremy Flores (FRA) vs. Aritz Aranburu (ESP)
Heat 6: Wigolly Dantas (BRA) vs. Ricardo Christie (NZL)
Heat 7: John John Florence (HAW) vs. Glenn Hall (IRL)
Heat 8: Kai Otton (AUS) vs. C.J Hobgood (USA)
Heat 9: Joel Parkinson (AUS) vs. Adam Melling (AUS)
Heat 10: Adrian Buchan (AUS) vs. Sebastian Zietz (HAW)
Heat 11: Jadson Andre (BRA) vs. Kolohe Andino (USA)
Heat 12: Miguel Pupo (BRA) vs. Michel Bourez (PYF)
WSLメンズ・トップ10(クイックシルバー・プロ・フランス後):
1. ミック・ファニング(AUS)49,900pt
2. エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)49,450pt
3. オーウェン・ライト(AUS)43,600pt
4. ジュリアン・ウィルソン(AUS)41,450pt
5. ガブリエル・メディーナ(BRA)40,650pt
6. フリーペ・トリード(BRA)40,200pt
7. ケリー・スレーター(USA)34,150pt
8. イタロ・フェレイラ(BRA)34,100pt
9. ジェレミー・フローレス(FRA)33,000pt
10. ビード・ダービッジ(AUS)31,200pt