ホセゴー/セノッス、サウスウェスト・コースト/フランス(2014年9月26日金曜日)クリーンな3~4フィートのコンディションで、2014年のサムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー「クイックシルバー・プロ・フランス」がスタート。ラウンド1が終了した。今回のイベント はワールド・タイトル・レースをはじめ、来季へリクオリファイするためにも非常に重要となるヨーロピアン・レッグ第1戦となる。
カレントASPワールドNo.1であり、このイベントで優勝経験もあるガブリエル・メディーナ(BRA)は、危険なワイルドカード、デーン・レイノルズ(USA)とポルトガルの虎、ティアゴ・ピレス(PRT)とラウンド1で対戦。ラウンド1を1位で勝ち上がり、ラウンド3へ進出。ブラジル初のASPワールド・タイトルホルダーへまた一歩近付いた。
「ハード・ヒートでした」と、メディーナが言った。「デーン(レイノルズ)はいつ でも怖い存在で、ティアゴ(ピレス)はこの波で多くの経験を持っています。良い感じですね。自分のボードは調子良く、サーフィンも力強い感じです。フラン スは、自分にとって多くの特別な想い出があるんです。キング・オブ・グロムでも優勝して、WCTで初優勝したのも、この場所なんです。更なる良い想い出をここで作りたいですね。」
メディーナがダイレクトにラウンド3へ進むなか、タイトル・レースのライバル、ケリー・スレーター(USA)とミック・ファニング(AUS)はマット・ウィルキンソン(AUS)とジェレミー・フローレス(FRA)によって、それぞれラウンド2へ追いやられた。
現在ASP WCTランキングNo.33のジェレミー・フローレス(FRA)は、ワールドツアー8シーズン目のベテラン。今シーズンは、思わしくない結果に加えて、スポーツマンらしからぬ態度で出場停止処分を受け、現在来季のポジションを手に入れるために戦っている。
「このイベントは、自分にとってビッグなイベントなんです」と、フローレスが言っ た。「タフな一年になりました。この最後の3戦は、ツアーにおける自分の人生をかけて戦って行きます。これまでフランスでは良い結果を残せていないので、 今シーズンはそれを変えたいですね。このようなコンディションで、凄くリスペクトするミック(ファニング)に勝って、自信が持てました。地元のサポー トに感謝したいです。」
カレントASPワールドNo.5のミシェル・ボレーズ(FRA)も ローカル・サポートから利益を得た選手であった。フレンチ・ポリネシアのタヒチ出身であるボレーズは、長年フランス南部で彼のワールドクラス・サーフィンに磨きをかけて来た。今シーズンは、マーガレット・リヴァーとリオデジャネイロと2度のWCTイベントで優勝。今日は、他に類を見ないパワーとレアなエアリアル・ゲームを見せた。
「素晴しいスタートを切れました。」と、ボレーズが言った。「とてもリラックスしてやれています。フランスは、自分にとって第2の故郷なんです。今日はファンウエイブですね。自分のヒートではプログレッシブ・サーフィンにトライすることが出来ました。勝ち上がれて嬉しいです。多くのサポートに感謝し ます。」
コンペティションが再開するとき、ラウンド2のオープニング・ヒートでは、11タイムASPワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)とフリーサーフィンの名手、デーン・レイノルズ(USA)という、見逃せないマンオンマン対決となっている。
イベント主催者は、日本時間14時30分にファーストコール。
予報では、WNWスウェルは続き、週末から来週月曜日に更に強まる見込みだ。
オフィシャルサイトでライブ配信やヒートアナライザーをチェック!
http://www.aspworldtour.com/events/2014/mct/713/quiksilver-pro-france
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