ケリーがメディーナに敗れる。WSL-CT「リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ」男女ベスト8決定

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ガブリエル・メディーナ(BRA): WSL / Cestari

 

ベ ルズ・ビーチ、ビクトリア/オーストラリア(2015年4月7日火曜日)サムスン・ギャラクシーWSL-CT第2戦「リップ・カール・プロ・ベルズ・ビー チ」は、強いオンショアによる4フィートのチャレンジング・コンディションで、男女共クオーターファイナルを戦うベスト8決定した。

 

そんな中で、ケリー・スレーター(USA)、ジョエル・パーキンソン(AUS)、ウイメンズではシルヴァナ・リマ(BRA)という3人の元イベント・チャンピオンが姿を消す番狂わせが発生した。

 

メンズのラウンド5は、WSLチャンピオンに君臨する、ガブリエル・メディーナ(BRA)と11-タイム・ワールド・チャンピオンであるケリー・スレーター(USA)という注目のヒートからスタートした。

 

スレーターはヒートを2つのミッド・レンジ・スコアで終始リードしていた。しかし、残り時間5分を切り、メディーナは、プライオリティーなしでスモール・インサイド・ウェイブにテイクオフ。3つの素晴らしいターンを決めて、ヒートの最高点となる7.17をスコア。逆転勝利を手に入れた。これでCTでのメディーナとケリーの勝率は、メディーナが11戦中6勝5敗となった。

 

「かなりクロスヒートでしたね。」と、メディーナが言った。「ケリー(スレー ター)とのタフなヒートでした。それがハードになることは分かっていましたけど。クオーターファイナル進出できて最高です。タフなイベントですが、ここで ソリッドな結果を残したいと思っています。」

 

 

ジョシュ・カー(AUS)IMAGE CREDIT: WSL / Cestari

 

 

風が更に強まり、コンディションが悪化する中で、3タイム・リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ勝利者であるジョエル・パーキンソン(AUS)は、ラウンド5のヒート2で、ジョシュ・カー(AUS)と対戦。

 

パーキンソンのシルキー・レール・サーフィンは、そのヒートで有利なポジションへと彼を導いた。一方でジョシュ・カーは全く波を見つけられなかったが、終了間際のラストウェイブで起死回生の大逆転劇を演じ、クオーターファイナルへ勝ち進んだ。

 

「自分たちのヒートの前は、良い波が来ていたんだ。だから、その波を待ち続けていた。」と、カーが言った。「でもコンディションは完全に変わって、風が強くなった。本当にタフな戦いだった。」

 

 

ミック・ファニング(AUS)IMAGE CREDIT: WSL / Cestari

 

 

クオーターファイナルをかけ、ミック・ファニング(AUS)はジャドソン・アンドレ(BRA)と対戦。この二人は、ベルズで3度対戦し、ファニングが全勝していた。

 

しかし、アンドレがヒートの前半をリード。ファニングはスコアを出せる波を求めて、チャレンジング・ラインナップを捜した。

 

ディフェンディング・イベント・チャンピオンのファニングは、ソリッドな7.00。バックアップに5.27を揃え、10年連続でクオーターファイナル進出を決めた。「本当にタフなコンディションで、気が変になるかと思った。」と、ファニングが言った。

 

「僕はあの7ポイント-ライドを掴めてラッキーだった。あの波は自分に2つのセ クションで与えてくれた。海はトリッキーな獣だけど、彼女はゴージャスである。再びクオーターではジョディ(スミス)と対戦だけど、我々は長年にわたって 素晴らしいバトルを戦って来た。僕はそれを本当に楽しみにしているよ。」

 

レイキー・ピーターソン(USA)IMAGE CREDIT: WSL / Cestari

 

ウイメンズでは、2009年のリップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ勝利者である、シルヴァナ・リマ(BRA)がレイキー・ピーターソン(USA)と対戦。ピーターソンは、エクセレントな8.33でヒートを開始し、そのまま勝利を掴んだ。

 

 

ジョアン・デフェイ(FRA)IMAGE CREDIT: WSL / Cestari

 

 

ジョアン・デフェイ(FRA)も、14.54の2-ウェイブ・ヒート・トータルでアレッサ・クイゾン(HAW)を下し、クオーターファイナル進出。

 

タイラー・ライト(AUS)は、ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)に圧倒的な試合展開で勝利を掴んだ。ライトはファイナル・スコアとなったエクセレントの9.13で、勝負を決定付けた。

 

 

タイラー・ライト(AUS)IMAGE CREDIT: WSL / Cestari

 

 

「リップカールのホームタウンである、この場所に来ることができてうれしく思い ます。」と、ライトが言った。「ベルズが自分のサーフィン・スタイルに適した場所だと感じています。結果は気にしていません。ヒートを勝ち上がって、混雑 していないベルズで何度も繰り返しサーフィンしたいんです。」

 

コートニー・コンローグ(USA)は、危険なルーキー、タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)と対戦。タティアナは、そのヒートのハイエスト・スコアを持っていたにもかかわらず ― バックアップを見つけることが出来ず、2本をまとめたコンローグが勝ち上がった。

 

「コンディションはスーパー・チャレンジングで、その少ないチャンスをものにし なければならなかった。」と、コンローグが言った。「より大きいセットが来た時に、優先権を持っているようにしたんです。ココ(ホー)とのヒートは楽しみ ですね。前回は彼女に負けたので、リマッチがしたかったんです。」

 

 

ネクストコールは現地時間の 2015年4月8日7時、日本時間の 2015年4月8日5時です。

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オフィシャルサイトでは、ライブ中継の他、様々なコンテンツが用意されている。

http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1222/rip-curl-pro-bells-beach

 

 

リップ・カール・ベルズ・ビーチ・クオーターファイナル組み合わせ:
ヒート1:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)対ガブリエル・メディーナ(BRA)
ヒート2:オーウェン・ライト(AUS)対ジョシュ・カー(AUS)
ヒート3:ジョディ・スミス(ZAF)対ミック・ファニング(AUS)
ヒート4:フリーペ・トリード(BRA)対ナット・ヤング(AUS)

 

リップ・カール・ウイメンズプロ・ベルズ・ビーチ・クオーターファイナル組み合わせ:
ヒート1:サリー・フィッツギボンズ(AUS)対レイキー・ピーターソン(USA)
ヒート2:カリッサ・ムーア(HAW)対ジョアン・デフェイ(FRA)
ヒート3:ステファニー・ギルモア(AUS)対タイラー・ライト(AUS)
ヒート4:ココ・ホー(HAW)対コートニー・コンローグ(USA)

 

 

リップ・カール・ベルズ・ビーチ・ラウンド5結果
ヒート1:ガブリエル・メディーナ(BRA)13.00 def.ケリー・スレーター(USA)12.53
ヒート2:ジョシュ・カー(AUS)10.40 def.ジョエル・パーキンソン(AUS)10.17
ヒート3:ミック・ファニング(AUS)12.27 def.ジャドソン・アンドレ(BRA)11.60
ヒート4:ナット・ヤング14.66(USA)def.ジェレミー・フローレス(FRA)5.93

 

リップ・カール・ウイメンズのプロ・ベルズ・ビーチ・ラウンド4結果
ヒート1:レイキー・ピーターソン(USA)16.13 def.シルヴァナ・リマ(BRA)13.23
ヒート2:ジョアン・デフェイ(FRA)14.54 def.アレッサ・クイゾン(HAW)11.60
ヒート3:タイラー・ライト(AUS)17.63 def.ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)10.90
ヒート4:コートニー・コンローグ(USA)13.44 def.タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)13.26

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