8月31日、洋之介メモリアルカップ葉山のオープニングセレモニーが葉山公園で開催され、日本全国からレジェンドやプロサーファーが多数集まった。
当日は晴天に恵まれ、水中セレモニーも穏やかな海で滞りなく実施された。
葉山町にあるビックウェイブスポット、通称「Yono Peak」。
このサーフポイントは葉山の御用邸の真裏、「小磯」と呼ばれる沖の岩礁に巨大なスウェル(うねり)がヒットした時に姿を現す。
葉山の海で生まれ育ち、2006年1月2日に葉山の海で逝った若きビッグウェイバー/ウォーターマン佐久間洋之介(享年25歳)がチャレンジし続けた波。「Yono Peak」とは彼にちなんで付けられた名前だ。
「このポイントの6feetは、ハワイのビッグウェイブポイント、ワイメアの20feetより怖い。」
世界の大波にチャージした彼が残した言葉。
サーフィンを通し、海そしてかけがえのない自然への畏敬の念と次世代のウォーターマンの育成を願い、
2014年、この「Yono Peak」を舞台にビックウェイブサーフィンコンテスト「洋之介メモリアルカップ葉山」が開催されることとなった。
開会式では、実弟の佐久間泰介氏や葉山町長の挨拶などの挨拶があり、その後神主さんによって大会の安全祈願と、洋之介氏への追悼の儀が行われた。
選手代表として日本のビックウェイバーの第一人者『脇田貴之プロ』が、安全祈願と追悼として、手を合わせた。
その後、浜辺のフォークシンガー・テミヤンと葉山御前太鼓保存会が、ライブで会場を盛り上げた。
北原さん作詞、テミヤン作曲の洋之介の歌では、涙を浮かべる者もいた。
ライブで盛り上がった後は、いよいよ招待選手とドリームセッション(特別枠)の発表となった。
招待選手
出場選手
特別枠
ジャッジ
招待選手の発表の後は、いよいよ水中セレモニーへ。
これだけの多くの人を動かす佐久間洋之介氏、彼の人望と人柄を垣間みることができた素晴らしいセレモニーとなった。
そして『洋之介メモリアルカップ葉山』を開催に至らせた洋之介の実弟佐久間泰介氏に拍手をお送りしたいと思います。
『洋之介メモリアルカップ葉山』がぜひとも開催されることを願って。。。