既に多くのメディアで報道されている通り、2020年東京五輪の追加種目に、野球・ソフトボール、空手、ローラースポーツ(スケートボード)、スポーツクライミングに加え、サーフィンが国際オリンピック委員会(IOC)に提案される5競技の中に入る事が、2015年09月28日に正式決定された。
追加種目の最終決定は、来年8月のリオデジャネイロ五輪の前に開かれるIOC総会の投票で正式に決定する予定。それでもサーフィンにとっては、オリンピックに向けて、大きく前進した歴史的な日となった。
28日、都内で日本サーフィン連盟は記者会見を行い、オフィシャルサポーターである大野修聖、大村奈央も出席。各種媒体からの質問に対応した。
記者会見では、サーフィンの魅力、ショートボードとロングボードの違い、サーフィンの競技人口など、サーフィンというスポーツに対する一般的な質問が多く飛び交った。
東京オリンピックでのサーフィンは、男女それぞれ20名の合計40名での2種目と極めて少人数での決定となった。世界で20名という枠に開催国である日本が入れるのかという論議も沸き起こった。開催国枠は充分に可能性は高いだろうが見えない部分もまだまだ多い。
当初、サーフィンという枠の中で一緒に検討されていたSUPは消え、ロングボード、ボディボードも無い。ショートボードの男女の2種目のみとなった。
開催地に関しても注目度は高く、ISA側が提案するウェイブガーデン・システムを使った人工サーフィンラグーンでの開催に関しても、オリンピック終了後の使用方法や、工事費などの質問が出た。
これに関しては、まだ全くの白紙状態であると連盟側は回答したが、3日程度のウエイティング期間で40名による2日間のコンテスト開催を実現するのは、プールでの開催が視野に入っていると思わざるをえない。しかし、一方で建設費用の面でプールでの開催はないとも発表されている。
日本サーフィン連盟の酒井理事長は、「我々は、10月11日~10月18日にアメリカ・カルフォルニア・オーシャンサイドで開催される「ISA世界ジュニア選手権」のため渡米します。その大会期間中にフェルナンド会長をはじめISAとの打ち合わせが行われることになっているので、また何か決定事項があればお伝えします。」と、コメントした。
いまサーフィンの歴史上最大の波が訪れている。
関連サイト:一般社団法人 日本サーフィン連盟
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