2014年のサーファーポールアワードでNo.1となった人気若手サーファー、ジョン・ジョン・フローレンス(John John Florence)。波上で舞う姿は華麗かつ新鮮、まさに若手筆頭と呼ぶにふさわしいキレのあるライディングで世界中を魅了している。しかし、その華麗なライディングは目に見えない部分での努力によって支えられている。これはジョン・ジョンがドルフィンスルーを集中的に練習している動画だ。
ドルフィンスルー(別名ダックダイブ)とは、波が来た方へ進みたい時、波の下を潜り、波の抵抗を避けて前に進む技術だ。大波が来ればエキスパートでも後ろに戻されたり波にのまれてしまう、基本でありつつもとても難しい技術だ。
大波を超えるためには深く潜らなければならない。そのために何度もテールを深く押し込むことが必要になる。
蹴伸びの推進力を活かすため、一度ヒザでしっかりボードを押し込み瞬間的に浮力を相殺させその瞬間に思い切り逆の足で蹴伸びをしている。その後何度もテールを深く押し込み深く、長く進むことを可能にしている。
彼のドルフィンスルー(ダックダイブ)は、まさにアヒル(ダック)が潜るかのようだ。真似しようとしても、なかなかできるものではないだろう。
◆関連リンク◆
・ジョン・ジョン・フローレンスの天に届こうかという仰天エアー
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