田原啓江のウラナミ『奄美大島トリップ』

田原啓江

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田原 啓江 / こんにちは。プロサーファーの田原啓江です。千葉南の波情報を担当しています。ウラナミではプライベートなことはもとより、サーフィンや海外遠征、トリップのことなど満載してお届けしたいと思います☆

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こんにちは。田原啓江です。

先日、奄美大島に社員旅行に行ってきました。
低気圧の接近のため、2泊3日の日程のほとんどが生憎のお天気に見舞われましたが、最終日には波と天気にも恵まれ、最高のメンバーで素晴らしい旅の終わりを締めくくることができました。

(手広海岸、頭〜頭半近いセット)

(手広海岸、頭〜頭半近いセット)

千葉オフィスからの参加は私ひとりだったので、これでも・・・最初のうちはやや緊張したのですが、波をシェアし、夜はお酒を飲みつつ語り合えば、すぐに打ち解けてしまうのがサーファーの習わし(笑)。
帰るころには、せっかく仲良くなれたのに・・・別れが残念に思う旅の短さでした。

共通の趣味であるサーフィンはもちろんのこと、みんなでマングローブのカヤックツアーに出掛けたのも旅の印象的な思い出です。また、違うフィールドで、みんなで初体験するのも楽しいものですね。

(この後、訪れるストーリーは過酷だった、笑)

(この後、訪れるストーリーは過酷だった、笑)

出発を見計らうかのタイミングで台風のような嵐になり・・・
優雅なクルーズとはかけ離れ、豪雨に打たれ、風に必死で食らいつきながらカヌーを漕ぐ姿は激しい雨に、霞(かす)み、ときには流され座礁する始末(笑)。
旅は、こんなハプニングこそ面白い。時間という魔法が、いつまでも消えない思い出に変えてくれるから。

鹿児島以南に旅したことがない私でした。
奄美大島の食文化の違いにも驚きましたが、その美味しさにはさらに驚きました。旅の間中、ずっとお腹いっぱいだった気がします・・・。

(奄美郷土料理の鶏飯)

(奄美郷土料理の鶏飯)

奄美のラジオから流れる沖縄方言に似た言葉は、まるで理解不能で異国情緒に溢れていました。
毎朝その言葉で、おじいさんが語り部として人の生き方を説いていました。
トイレなどの公共の場では、必ずと言ってよいほど「電気は消しても、心の灯りは消すな!」的な標語が目につく。おせっかいとも言える心温まる文化を持つ島。

私が育ってきた“日本”とはまた違う“日本”がありました。

あ~
やっぱり旅をするべし!!

心の奥のそんな気持ちが温まる旅になりました。
そして久しぶりのフリーな旅行を満喫。
これからは、コンテストや練習のためではなく自分のための旅ができる。

旅は長く
ふらっとひとりで
地図を片手に気の向くまま。
そんな贅沢な旅を思い、これからに胸を膨らませました。

あ~これから沢山楽しめる。
ワクワクした帰宅でした。 

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