前回の出張では四国に行ったのですが、「うどん」の本場で美味しい出会いがありました。
学生時代に四国に渡った時は、まだ交通の便がフェリーしかありませんでした。30年以上前ですからね。
たしか香川の丸亀のフェリー乗り場の立ち食いうどん屋さんで、生まれて初めての讃岐うどんを食しました。
そのお店は観光客よりも地元の方たちで混んでいたのですが、大きな釜で茹でられているうどんをファーストフード的に食べているのに驚かされたものでした。麺はシコシコで歯ごたえ抜群、そして透明なつゆなのにパンチの利いた塩味だったので、腹ペコ学生には有り難かったですね。関東では立ち食いは蕎麦がメインなので、うどん文化が無い私にはとにかく新鮮でした。現在では讃岐うどんもポピュラーになり、うどんチェーン店や冷凍食品などのおかげで手頃に楽しめるようになりました。
今回は行き先が愛媛の新居浜でした。香川に比べるとうどん屋さんの数は少なめですが、地元の方のイチオシの人気店「うどん茶屋 志道」さんへ行ってきました。うどんを志す道という意味でしょうが、名前からも気合いが伝わってきますね。
お店は午後2時過ぎという事もあって、席が空くのに10分ほどでカウンターに着席できました。
メニューを見ていて注文に困っていると、お店の方が丁寧に説明をしてくれました。お店の中央にはおでんコーナーがあって、セルフサービスなんですがいろいろなネタに食欲をそそられます。
私は定番の「ぶっかけうどん」とサイドメニューの「とり天むす」を注文しました。
しっかりしたコシのあるうどんでした。関西の方の通に多い飲み込む食べ方は出来ません。少し短く噛み切りさえすれば、何とかのど越しの良さを味わえました。
おつゆもお出汁が効いていてとても美味しかったです。薄口というのは色だけで、しっかりとした味付けで最後まで飲み干してしまいました。
まだ食べられそうだったので「おでん」も頂きたかったのですが、まだ自分も営業中で先の長い運転ではトイレ休憩や食後の睡魔が心配です。残念ながら今回は断念しました。またの機会に食べてみたいですね。
ところで海老などの天ぷらうどんはあるものの、そのほかに魚貝系のトッピングというのはあまり種類が無いのに気づきました。やはりシンプルが一番ということでしょうか?
Byハンマー