こんにちは、上條将美です。
ジメジメした梅雨真っ盛りの今日この頃ですが、みなさんどうお過ごしですか。

ここ湘南では梅雨時は波の小さい時が多いですが、そのあとは台風シーズンとなって大きなサイズアップの期待ができ、普段は波が立たないようなクラシカルポイントでのサーフィンを楽しむことができます。

さて、昨今サーフボードの進化とともにボードの長さが短くなっています。また、EPSフォームなど非常に軽い素材のものも多用されています。
それはそれでとても良いのですが、サイズのある時には普段よりも長めのボードを使うことをオススメしたいと思います。

もちろんボードの長さがある分テールを使ったクイックなターンは難しくなりますが、波にサイズがあることでいつもの小波よりスピードがつきやすくボードの動きは比較的軽く感じます。また、レールを入れた長いドライブターンもしやすく、何よりもサイズがあるときに一番大事なテイクオフが早く、安定感があります。

小波でもそうですが、波が大きくなればなるほどテイクオフは難しく、重要になってきます。そこを早く立てることでボトムターンまでの余裕が作り易く、そのあともターン自体が伸びるのでいつもより奥のポジションから波を攻めることも可能です。

また、パワーのある波用にボードを厚く巻いて丈夫に作れば折れるリスクが減り、スモール用のボードのようにデッキがへこみづらく長年使うことも可能で、なおかつ強いオフショアに煽られる時でもボードの重さでテイクオフ時の走り出しが速いという利点もあります。

そして、長いボードからいつもの軽い短いボードに乗りかえた時、いつも以上にボードを動かせ、コントロールできる感じがすると思います。
新たにボードをゲットしようと思う時がありましたら、セレクトの一つに入れる価値はあると思いますよ。

上條将美