約2万円の家賃を払っていた実家を出て約3年と少しが経ちました。
今、考えれば安過ぎる料金設定に感謝感激。良い歳まで居座らせてもらった親には言葉にできないくらい感謝です。
共働きの両親だったため、祖父母または隣の家に住む祖母の妹夫婦とその子供たちに育てられたと言っても過言ではない僕は、当然のことながらおじいちゃん・おばあちゃんっ子にしっかりとなっていました。
そんなおじいちゃんですが、先日、見事90歳まで生きての大往生の末、老衰という静かに息を引き取る形で天国に旅立ちました。旅立つ数時間前に顔を見に行きましたが、意識がないと言われながらも、声をかけると頷いていて、少しニコっとしているのを見るとおじいさんなりに良い人生だったのかなと勝手ながら想像。
悲しみをこらえる反面、嬉しくもなりました!次の世界でも楽しくやってよね!
旅立ちの際も良い顔をしていたそうです!
実家で仏様となったじいちゃんと対面した際は、寂しさはあるけれど、良い顔をしていたと聞いて……。
「ナイスじいちゃん!90歳まで生きられるなんて凄いよ!あちらでも酒をたらふく飲んで楽しんで下さい!暴れたらダメだよ!(笑)」と声をかけたのでした。
そして、一晩おじいちゃんと一緒にいようということで、久々に実家の布団で眠るのでした。
ただ、こんな時に不謹慎ですが、実家ってこんなに快適だったっけ!?と。
ちょくちょく出向いたりはするものの、いざ生活モードになると、寝つきの良さ、風呂の快適さ、朝夕飯の懐かしい味・匂いなどなど快適感を味合わずにはいられませんでした。
色んな意味で涙が出た夜となりました。
なお、運動をこよなく愛し(ゲートボール湘南地区代表)、ギャンブルを程よくこなし、友人のおばあちゃん軍団と旅行に出るなど活発でまだまだ現役バリバリなおばあちゃんなのですが、さすがに63年連れ添った人がいなくなるのは寂しいかと思いきや、「またすぐ向こうで会えるから、今のうちにめちゃくちゃ遊んでやる!」とさらに元気になっていたような……。さすが。
大正・昭和・平成を激動の世の中を生きたお二人、きっと若いころは亭主関白であったであろう祖父と一緒にいた祖母、やっぱ言うことが違うなと思わず感心するのでした。
それでは、じいちゃんまたいつか!元気で!今までありがとう!