すでに夜の11時過ぎ、食卓でコップに残った水割りを飲み干して、そろそろ眠りに就こうとしていた時のことだ。
どこからともなくスルスルっと娘が紙袋を持って駆け寄ってきた。
そして無造作にそれを私に手渡すと
「お父さん いつもありがとう。これプレゼントだよ。」
「何だよ?どうしたの?」
最近はほとんど会話が無かっただけにビックリだ。
反抗期の真っただ中で、いつもムスッとしていて笑顔を見せてくれない高校生の娘。
ちょっとでも顔を覗き込んだりしようものなら、オッカナイったらありゃしない。
最近は不機嫌な連鎖が一日中続いているのではないかと心配していた。
家族に広がりつつあった不安感があっただけに、ほっと胸をなでおろしたのでした。
こういう日はちょっと泣けちゃうね。
やっぱり俺はお前の一番の応援団長でいつまでもいるよ。
ありがとう。
気がつけばダメな親父の「父の日」が終わろうとしていた。
明日も良い日でありますように。
※プレゼントの中身はお酒のつまみ各種…アリガタイ代物ばかりでした。さすがワカッテいるね!
Byツンデレにはめっぽう弱いハンマー