KIDのウラナミ『ハマらなければ、突き抜けない。』

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KID:横浜から一宮の海沿いに移住しました。32才。 好きな食べ物:ミートソースのスパゲティ(毎日食べれる)・グラタン・coffee はまっているもの:実家のネコの成長と、そのネコと近所の野良猫のかかわり。ネコと日向ぼっこ。

人は熱中すると、我を忘れます。

若かった僕はサーフィンという遊びにハマり、波が割れている場所は、波の良し悪しに関係せず、全てサーフィンができるという事実に突き当たる。

飯を食うにも、トイレに行くのも、惜しいくらいにサーフィンという未知の可能性に没頭した。

技術に自信もなく、人脈もない僕は、当然ながら有名なポイントではショルダーで波待ちする事が関の山で、そんな僕を満たしてくれたのは、まだ一般的に未開拓のサーフポイントでのパーフェクトウェーブだけだった。

人生の中で最もハマった十代後半から二十代前半は、ビザの関係でたまにシンガポールに出る程度で、インドネシアで地図と自分の足でサーフポイントを探しては、未開拓の極上の波に乗りまくる日々に没頭した。

仲間は作らず、孤立していたが、心は自由だった。

時は変わり、現在は違う環境だか、波伝説の素晴らしい解析ツールを利用する事で、近場でも自分を興奮させる波を当てる確立が上がっている。

大衆向けに提示される概況とは掛け離れていて、自分独自の解析を元に判断する。

サーフィンと向き合って長い年月を費やして来た玄人なら誰もがそうだろう。

自分の経験を軸に、没頭とした経験を体は忘れない。感覚をシャープにしたり、ユニークな発想を与えてくれる。

一般公開される情報を鵜呑みにして考えない事は、平板である。
よって、パーフェクトな無人なコンディションを当てるのは困難。

その時は見返りを受ける事ができなかったとしても、自分の考えを信じて突き進めばやがて実りをもたらしてくれる。

自分の湧き出してくる情熱がその人達のサーフィンライフを決定付けている。

小手先の知識や、損得勘定で動いたりする人は底が浅い。

ハマらなければ、突き抜けない。
これは、全ての事に共通するかもしれない。

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