☆加藤のウラナミ『お待たせしませんでした!?』

☆加藤

☆加藤
☆加藤:会社代表であり、波乗りと海が大好きな50代サーファーです。子どもたちに安心安全な海を残すことと、島国などへ高精細な気象情報を提供することを残る人生のライフワークにしました。サーフトリップネタが多くなりますがお付き合いいただければ幸いです。よろしくお願いします。

image

私の名前は、加藤“道夫”です。
日本を出て海外に出かけ、特にボートトリップなど狭い船内で閉鎖的な生活を10日間以上も続けていると、日本の当り前の便利な暮らしが懐かしく感じられます。

365日24時間稼働し、季節に合わせて温かい飲み物や冷たい飲み物が豊富にラインナップしている自動販売機は、街では当たり前ですが、どんな田舎でも、島でも、山の中でも、どこでも設置されていますよね。海外ではほとんど見かけませんが、理由は治安が悪いためにすぐに壊されてしまうからです。日本の農家が道端に野菜を並べて、お金はこちらにお入れください、などの無人売店は海外では理解不能に近いと思います。

日本全国に整備された24時間営業のコンビニもとても便利ですね。
ベトナムなどの都市では日本のコンビニを見かけるようになりましたが、国の隅々まで整備されているのは日本だけです。最近では、挽きたてのコーヒー豆で淹(い)れてくれるホット、アイスコーヒーもポピュラーになり、私は週に3~4回行くのが普通になってきています。

かつて、初めてハワイオアフ島の某エリアにサーフィンに行った際に、近くのガソリンスタンドの料金所の物々しい鉄格子で囲われた警護ぶりを見て、『ここまでやらなくてもいいんじゃない!?』と言った一週間後、夜間に襲われた上に放火されて真っ黒になったのを見た時には、正直愕然とし、また夜間出歩くのを控えた思い出があります。昭和の時代に比べれば、治安は多少悪化したかもしれませんが、まだまだ日本の街は安心安全です。海外で、夜10時以降に女性が一人歩きするなど考えられませんからね。

でも、日本人に欠けていてハワイアンなどを見習うべき点もあります。
例えば、自宅や駐車場から車をバックで出庫する際、日本では走っている車がわざわざ止まって道を譲ってくれることは稀ですが、ハワイではよくあることです。本当に他人に優しいというか、アロハスピリッツが今も残っていて素晴らしいと思います。自分にはすべてはできませんが、なるべく他車や他人に“道を”譲りあうように心掛けています。だって、譲ってあげた後のお互いのハートが温かくなり嬉しくなりますもんね。そのうえ私の名前は“道夫”ですもん。(笑)

ずいぶん前のウラナミに書きましたが、私は某牛丼屋さんが好きです、いや大好きです。
かつて真冬の早朝勤務を終えて店に向かうときは嬉しくて仕方がありませんでした。
店内はいつも、朝刊を配り終えた新聞配達のお兄さんや、夜通し走って荷物を届けて一息付くトラックドライバーさん、そしてこれから大物を期待して船釣りに出かける釣人らで賑わっていました。いよいよ注文した湯気がのぼる熱々の牛丼とトン汁を頂いた瞬間は、涙が出るほど感動的になりました。ちょっとオーバーかもしれませんし、日本人にとっては普通の光景ですが、海外に胸を張って誇れる食分化の一つだと強く言いたいです。

最後に、牛丼屋さんにひとこと。注文した牛丼を届ける時の日本語がおかしいかな!?と思います。『大盛りとトン汁、お待ちどうさまでした~』ちゃうちゃう、俺は全然待っていないもん!! おそらく注文してから30秒余り。海外ならば拍手されるくらいの早業(はやわざ)ですよ~。

これからはこう言うべきです。『お待たせしませんでした~!!』……(笑)
2分遅れただけで詫びる電車のアナウンス、日本に生まれて本当に良かったなぁ~。(了)

最近の記事

関連する記事