何年か前の12月。場所は駅前広場。
天気は晴、昼下がりの午後。駅前で人々が行きかう中、立ち止まるわが娘。
「サンタさんはいるよ!私がどれだけサンタクロースを信じているかを説明させて。」と突然私に力説が始まった。
ひとこと呟く私。「サンタさんも大変なのだから・・・」
クリスマスといえばサンタクロースが注目されることが多々だけど、「真っ赤な鼻だと笑いものになりがちなトナカイ」について、今回は調査。
サンタクロースの世界では、トナカイのソリ引きは、過去に2頭だったり4頭だったりしたようですが、現在のところ8頭でのソリ引きが主流のようだ。
8頭のトナカイ名は、「Dasher(ダッシャ-)」「Dancer(ダンサー)」「Prancer(プランサー)」「Vixen(ヴィクセン)」「Comet(コメット)」「Cupid(キューピッド)」「Donder(ドンダ-)」「Blitzen(ブリッツェン)」。
ダッシャー (Dasher:突進者)
ダンサー (Dancer:ダンサー)
プランサー (Prancer:威勢のいい)
こちらの3頭は名前で見れば、若くて元気。若さが取り柄なイメージ。
ヴィクセン (Vixen:口やかましい女)
こちらの1頭、名前でみれば、気の強そうなボス的なイメージ。
コメット (Comet:彗星)
こちらはクール、つかみどころがなさそうなイメージ。
キューピッド (Cupid:キューピッド)
恋の女神、面倒見もよく、魅力的なイメージ。
ダンナー (Donner:ドイツ語で雷)
ブリクセム (Blitzen:ドイツ語で稲光)
俊敏な勇猛なイメージ。
サンタクロースの世界では、ソリを引くトナカイには角が生えている。トナカイのオスの角は秋から冬にかけて抜け落ちるので、サンタクロースの相棒のトナカイの性別は生物学的に「メス」だそうだ。。となると、その8人グループは女性の世界。
このトナカイ8頭を人間界で例えるのなら、8人グループ中、女番長、リーダー的存在が1名、冷静沈着が1人、恋愛好き・世話好きが1人、属すことが嫌いな一匹狼が1人、残り3人はいつも元気な体力有り余る若人、個性豊かなグループのように思える。まとめるのが大変そうだ。
そんな中、男性1名のサンタクロース。
サンタクロースは、ソリを動かすために、トナカイそれぞれの12月24日というピークに体調を整えるべく個々にメンテナンスを行い、体調面だけでなく精神面も整えているはずだ。
ソリ引きは人間社会でいえば個人競技でなく団体競技。24日の夜中のうちに、こっそりとプレゼントを配り終えなければならない使命がある。サンタクロースは、ソリが思うように動くよう、トナカイの個性に合わせて配置を決め、中にはやる気のないトナカイもいるはずなので、どう発揮させるかも考えているかもしれない。
サンタクロースの統制能力は素晴らしいんだな・・・
そんなサンタクロースにはなれないな。
娘は、サンタクロースの実態は、とっくにわかっていた。
わかっているのに、「サンタクロースを信じてる!(ニヤリ・・)」
子供の成長は恐ろしい。
次はお正月。そろそろ毎年恒例の、「お年玉はいくつになってももらえるんだから!」と力説が始まるのも時間の問題だな・・・
Merry Christmas and Best Wishes for a happy new year!