米山予報士のウラナミ『冬至が過ぎれば。』

米山予報士

米山予報士
米山予報士/大学を8年で卒業。その間、勉強などせず、山と海で遊ぶか家に引きこもっていました。当然、就職などまともにできるはずがなく、社会人経験もゼロ。なのに30歳になってしまいました。ただ、山のおかげで天気図に興味をもち、サーフィンをやっていたから気象予報士になれたと思います。サーフィンと気象、波情報の業務を精一杯頑張りたいです。

yoneyama

皆さん、こんにちは。最近の厳しい冷え込みに負けず元気にサーフィンはされていますでしょうか。
私がこのウラナミを書いている12月22日は冬至です。暦では冬の真ん中ですが、寒さはこれからが本番です。

さて、冬至といえば「ゆず湯」だけではなく、太陽が最も低くなり、日照時間が一年で一番短い日ですね。※日没が一番早いのは11月です。
これってサーファーにとってはあまり嬉しくはありませんよね。

先日、12月2日~4日にかけて社員旅行で鹿児島県にある奄美大島に行かせていただいたのですが、奄美は日が長く感じたな~。
そこで私が住む神奈川と奄美では冬至の日没の時刻にどれくらい差があるのか気になったので調べてみたところ、平成26年12月22日の横浜は16時33分、奄美は17時31分でした。差は約1時間。サーフィンできる時間は私の感覚だと日没+30分なので、大体、湘南は17時まで、奄美は18時までです。くぅ~、調べなきゃよかった・・・西の地域の方が羨ましい・・・。

ただ、今が一番ということは、これから日が伸びるということ。「日脚伸ぶ」という言葉がありますが、冬至が過ぎれば1日1日少しずつ昼間の時間が伸びていくことを示しています。
1月からは1日約1分の長さで日が伸び、元旦の日没は16時39分なのに対し、1月31日は17時8分と1ヶ月で約30分も長くサーフィンできるようになります。
 ちなみに緯度が高くなるほど伸びが大きいので、北海道など日没が湘南よりも早い地域の人にとっても嬉しいことですよね~。前向きに考えると、これからより長く海に浸かれるようになるのですからワクワクします!寒さに耐えて積極的に海へ行きたいですね。

最後に先輩方のウラナミにも書いてあったとおり、奄美大島の皆様には大変お世話になりました。波は最高、ご飯はうまい、海の色はグリーン、ローカルの人は温かいなどなど、私の言葉では感謝を伝えきれないのですが、本当にありがとうございました。

最近の記事

関連する記事