Hのウラナミ『ギリギリセーフでした。』

H

H
H:ボディーボードがメーンです。一番印象に残っているのは、20年前に入ったエフカイでなぜかパイプの端まで流されて乗ってしまった恐ろしく掘れたデカい波。入社は16年ほど前、ダイヤルQ2で波情報を配信した時代です。今はデスクの仕事が多いですが、波チェックに関しては生涯現役でいたいです!

shashin

皆様、6月に入りようやく夏の訪れを感じさせるような日差しと気温の高さになってきた最近の湘南の波チェックのお話です。

それは、先日朝の波チェックで、波伝説イース号に乗って江の島から鎌倉方面に走っている時のこと。腰越の小動岬(こゆるぎみさき)の上の方に、何やら狼煙(のろし)のような煙がもくもくと湧いて出ています。一瞬「火事かな?」といやな思いが頭をよぎり、ドキドキしながらハンドルを握り、国道134号線の小動岬を通過。

鎌倉に入り七里ガ浜の湾内に入ると、なんとドライアイスの煙のような真っ白な気体がどこからとなくモクモクと大量に湧き出てきています。鎌高前を通過して、七里ヶ浜正面ポイントにつく頃には、目の前は真っ白で、ほとんど先が見えません。湘南では久々の濃霧です。

七里ヶ浜正面で手撮りの動画を撮影しましたが、見えているのはごく距離が近いインサイドのみ。ちょっと沖に行くとまったく見えない状態です。それでその日は波が小さく、潮が多かったので、波の割れるインサイドの状況を何とか撮影+コメントすることができました。

ほっとして、次のチェック地に向けて、東から西に広がる濃霧を避けるように車で足早に移動。その後は1ポイントチェックするごとに東から迫る濃霧を避けて次のポイントに向かうような形で、本当にギリギリで濃霧をかわすことができました。

辻堂まで来ると、背後に迫っていた濃霧ともだいぶ距離を取ることができて一安心。そこでカシャッと一枚、東から迫りくる濃霧の大きな塊と、それに飲み込まれつつある江ノ島を撮影。「しめしめ、これでウラナミの格好のネタをゲットしたぞ!」と心の中でニンマリ。

その後は次第に日が昇り、南寄りのオンショアが入り始めて、濃霧はいつの間にか消えてしまい、通常通りの波チェックをすることができました。

それにしてもこの仕事、毎回ではないにしても、いろいろな自然現象を見る機会があり、そうした際には、ぜひ皆さまにもお見せしたいと張り切ってしまいます。

しかしながら、写真の腕前が今ひとつ冴えないのがちょっと残念です。そこでただ今、iPhoneでもう少し写真がうまく撮れるように、ネットでいろいろと調べているところです。

H

最近の記事

関連する記事