上條将美のウラナミ『テイクオフから速いコツ』

上條将美

上條将美
上條 将美:小学生4年から全日本選手権で連続入賞し、ジュニアで優勝、世界選手権に日本代表で2度出場後、19歳でプロになり、20年間にわたってシードをキープし、2012年に引退。最高ランキング5位。2011年サーフレジェンド入社。

FH000182

こんにちは、上條将美です。
真夏日になる日も増え、本格的なサーフシーズンとなった今日この頃、皆さんどうお過ごしですか。

さて、今回のウラナミは、「テイクオフから速いコツ」を自分の我流ながら解説したいと思います。
そもそも、テイクオフでのパーリングや、テイクオフが遅れて抜けられないなど、ライディングの7~8割はテイクオフで決まると思っています。

テイクオフの理想は、良い波の正しい位置で正しいタイミングで立ち上がることですが、これらは全て波のブレイクを読んで判断することですので、常に波をよく見てブレイクを判断する練習を繰り返すことが大事です。ただし、これは非常に難しく、世界のトッププロでもテイクオフでパーリングしてしまうこともあるくらいなので、時間はかかりますが、技をするのもブレイクを読んでいないと決して成功しませんので、常にトレーニングするようにしてください。これを繰り返すうち、波のブレイクを読めるようになり、地形や風、潮の干満などである程度のパターンがあることにも気付くようになると思います。

そして、もちろんパドリングが速ければ速いほどテイクオフは楽になります。それにプラスしてボードに手をついてから立ち上がるまでの動作を速く行うことで、速いテイクオフができるようになります。これらは、海・陸のトレーニングである程度は上達できると思います。

立ち上がり方

サーフィンは体重移動も大事な加速の要素になります。
体重が後ろ足に乗っていればブレーキになり、前足に乗っていれば加速になります。なので、テイクオフの際になるべく上体を立てず起こさず、低い体勢で前足荷重にしていると、いつもよりスピードが出ます。

次に、ボードの進ませる方向について。

これもブレイクの速さを読んで決めることですが、真っ直ぐなのか、斜めなのか、逆にピークの方に戻るのか、とにかく波に力がある一番スピードの出る所でボトムに降りていくようにしましょう。

また、波が掘れてくるとパーリングを繰り返してしまうという方も多いと思いますが、それは、パドリングのスピード不足、タイミングが遅いなどもありますが、掘れているということで真っ直ぐにボトムに降りてしまうのも原因の一つです。

サイズのある掘れた波では真っ直ぐに降りることはかなり難しいです。また、降りたとしても抜けられなくなってしまいがちです。
掘れた波では、ボードに立ち上がる前から、もしくは立ち上がると同時にレールを入れて斜めにボトムに降りて行くようにしましょう。実際は、皆さんがイメージするよりかなり横に行く感じです。
これの究極が、よくビデオなどで見る掘れた波でテイクオフをしながらボトムターンをすることなくそのままチューブに入っていく、というテクニックになります。

これらはすぐにできることではないですが、練習の際に頭に入れておいて損はないと思います。

それでは、サーフィンを楽しみましょう。

最近の記事

関連する記事